かの有名な古代ギリシャの哲学者「ソクラテス」のお言葉です。
倫理や世界史の授業で習った方も多いと思います。

この言葉は彼が死ぬとき、残した言葉だそうです。

私自身、ソクラテスの生き方や考え方に賛同するつもりもありませんが、この死に方とこの言葉だけは、すごいと思います。

彼は、罪に問われ、死罪が決定しました。そこに弟子達がやってきて、逃亡を薦めました。しかし、彼は、その言葉に耳をかさず、自ら毒の入った杯を飲み干したのです。この様子は、Wikipediaにありますので興味のある方はどうぞ(http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8c/David_-_The_Death_of_Socrates.jpg)。

私に言わせてもらえれば、馬鹿ですね。それに、そんなに簡単に逃げられるような状況であるのがまた、馬鹿ですね。

しかし、この言葉には感動しました。

「どんなに間違った法であっても、今はその法が法である以上、従わなければならない」と言うのです。それが、自分の命を奪うものであっても。

私、この言葉が大好きです。実にわかりやすい。そして、説得力があります。

現在の法に対して、様々な議論がされています。君が代に関しても、天皇制に関しても、戦争放棄に関しても…etc。しかし、今は現行の法が、法なのです。例え、それが間違っていても。
過去に何があろうが、未来に何が起ころうとしていても、今は、今の法が法なのです。従って、変わるまでは従う必要があります。それが、法治国家における国のあり方であるはずです。

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