昔、私の尊敬する方がおっしゃられていたこと。

今の時代、何に価値を置くかは、本当に、人それぞれです。

例えば、コンビニのATM。

私は、コンビニのATMは使ったことがありません。

若干、手数料が高いからです。おそらく、私はこの手数料が高いと言う部分が解消されない限り、利用しないでしょう。

しかし、世の中には、目の前に銀行のATMがあったとしても、「そこに行くのが面倒だ」と言って、コンビニのATMでお金を下ろすそうです。

確かに、そういう傾向はあります。

私自身が、実際に昔から思うこと。それは、コンビニでの買い物です。

コンビニのほとんどの商品は定価で売られています。
もちろん、ポテトチップスをはじめ、お菓子類、ジュース類などは、スーパーの方が安いです。もちろん、私は、そういった商品は、なるべくスーパーで買うようにしています。
しかし、多くの友人は、何のためらいもなく、コンビニでそういった商品を買います。
目の前にスーパーがあっても。

私は、コンビニの価値は、深夜営業とお弁当をはじめとするオリジナル商品にあると思います。

決して、昼間にお菓子やジュースを買うところではありません。

コンビニは、なぜかスーパーよりも敷居が低いのです。そして、敷居が低いための手軽さがあります。その手軽さに、そういう友人達は価値を置いているのです。

しかし、もっと面白かったのは、私が、スーパーの特売日に、お菓子を買いだめしていたら、友人は、「そんなにお菓子をどうするの?」と聞いてきました。
確かに、少し買いすぎたところはありましたが、私が、「安いから買っとく。コンビニで買うと高いから」と答えると、何か不思議そうな、腑に落ちない顔をしていました。

私の価値観としては、当然のことなのですが、その友人には理解できなかったようです。

また、別の友達は、こんな行動をとりました。その友人とは偶然スーパーで出会いました。帰りの方向が同じだったので、話ながら帰路についていると、途中でコンビニ寄ると言いだしたのです。私の価値観では、理解できない行動なのです。コンビニで売られている商品のほとんどは、スーパーで売られています。もちろん、スーパーの方が安いのです。その中で、わざわざ、帰りにコンビニに寄ると言う行動は、私には理解できないのです。もちろん私は、「何か買い忘れたの?」聞きましたが、彼は、「いや、特に。お菓子でも買おうかと思って」と。

私には、理解できない未知の行動です。

結局のところ、彼らは、「お菓子を買う=コンビニ」という方程式が出来上がっているのです。これは、単純に、手軽なコンビニで値段を気にせず、欲しいときに買うという習慣がもたらしたものでしょう。

安いときに買いだめしたり、安いところに買いに行こうという発想がないのです。

確かに、お菓子というものは、嗜好品であり、そういう性格を持ったものだとは思います。

しかし、腐るものではなく、半年程度はもつものですから、買いだめをしておいてもなんら問題のない商品なのです。

コンビニとは、いろんな観点から、人の価値観を浮き彫りにするお店なのかもしれません。

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