下流君

2006年7月25日 人間
波田陽区の下流君ははまり役だと感じるこころです。

フリーターとか、ニートとか、怪しげな言葉が世間を騒がせていますが、この人たちの
中には、以下のような考えを持っている人も少なくないかと思います。
そして、学生、生徒の中にも、少なくないと思います。

「頑張って、勉強して、大学を出て、良い会社に入ったところで、大したことがない。別に良いこともないし、フリーターやニートで十分だ。」

もちろん、実際問題として、そういうこともあるでしょうし、逆に、良い会社で挫折した結果、フリーターやニートになってしまった方々も少なくないでしょう。

苦労して、山の頂上まで綺麗な景色を見るために登っても、そこからの景色は、意外とたいしたことなかった。こんなことなら苦労して登る意味がなかったな。裾野の景色で十分だった。

しかし、私がそこで思うのは、山の頂上からの景色を知っているからこそ、裾野の景色と比べることが出来るのです。

人によって価値観が違うと言う話は「価値を置くもの」シリーズなどで以前書きました。

頂上からの景色を綺麗だと思うのか、そうでもないと思うのかということは、人によって感じ方が違うはずです。

頂上の景色を知っているからこそ、比べることができ、その結果、裾野の景色を素敵に思う。

人から聞いた話を鵜呑みにして、頂上まで行ってみないと言うのは、ただの逃げです。

すごく、最もな理由のように思っているかもしれませんが、頂上に行ったことがある人が初めて言うことを許される言葉であって、それ以外の人が言っても良い言葉だとは思えません。

頂上の住み心地が悪かったからこそ、裾野の暮らしが良いと思えるのです。

そして、頂上まで行ったからこそ、その途中で一番気に入った場所を探せるのです。

だからこそ、とりあえず上まで登り、登りきる。そのために頑張る。

そんなことを思いました。

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