【自画自賛】
1 自分の描いた画に、自分で賛を書くこと。自画賛。
2 自分のした行為を自分で褒めること。自賛。手前味噌。
【手前味×噌】
《自家製の味噌を独特の味があると自慢する意から》自分で自分のことをほめること。自慢。「―を並べる」
【自慢】
自分で、自分に関係の深い物事を褒めて、他人に誇ること。「―ののど」「成績を―する」
【賛・×讚】
1 ほめたたえること。また、その言葉。「バッハ―」
2 漢文の文体の一。人物や事物をほめる際の文章。多く、四字一句で韻を踏む。
3 画面の中に書きそえた、その絵に関する詩句。画賛。
4 仏・菩薩(ぼさつ)の徳をたたえる言葉。
5 論評。批評。
【誇る】
1 すぐれていると思って得意になる。また、その気持ちを言葉や態度で人に示す。自慢する。「技(わざ)を―・る」
2 誇示すべき状態にある。また、そのことを名誉に思う。「輝かしい実績を―・る」「長い歴史と文化を―・る都市」
以上、Yahoo!辞書より引用。
自画自賛と自慢の違いは何でしょう?という課題をいただいてしまいました。
Yahoo!辞書を信じるならば、「自画自賛=手前味噌=自慢」という式が成り立ってしまいます。と言うことは、数学的に考えると、「自画自賛=自慢」になってしまいます。が、これでは、課題をクリアできないので、違った視点から考えてみたいと思います。
まず、「賛」には、「論評、批評」という意味があることに注目です。つまり、自画自賛には、自分を評価すると言う意味が加えられるのではないでしょうか?
自画自賛は、自分で自分のことを褒めるわけですが、その過程に、自分に対しての評価が行われているのです。
次に、「自慢」ですが、自慢とは、自分のことを誇っています。つまり天狗になっているのです。そして、自分で自分のことを評価していません。
例えば、成績は、自画自賛するのではなく、自慢するものです。これは、成績は、すでに他者によって評価されているものだからです。改めて自分が評価する必要もなければ、するものでもありません。
つまり、自画自賛とは、自分で自分を認めてあげることを言い、自慢とは、自分を第三者に誇ることを言います。自画自賛に第三者は必要ありません。
というのが、私の結論になりました。
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