友達ってどんな人のことを呼ぶんでしょう?

よく話をする人?よく電話やメールをする人?
それとも悩みを打ち明けられる人?

友達だと難しいから、親友で考えてみます?

さて、その友達や親友ですが、どういった人のことを友達と呼ぶのでしょう?

例えば、何か悩みを持ったとき、友達に相談することは多いと思います。

しかし、相談する人のほとんどは、実は、相談する前に結論を出してしまっています。
そして、その結論が、正しいかどうかを確認するために、相談します。

もし、相談した相手が自分の出した結論と同じことを言ってくれれば、そのまま自信を持って、先に進めるわけです。

と言うことは、相談する相手は、自分の出している結論と同じ事を言ってくれれば都合が良いわけです。

人間は無意識のうちに、自分と同じ結論を出してくれそうな人を選んで相談をしているはずです。

こういった背景から、「類は友を呼ぶ」という言葉ができているのではないかと思いますが、それはまた別の話です。

さて、話がそれましたが、様々な意見が聞きたい場合は、もちろん、自分の出した結論とは全く違った事を言ってくれる人に相談すべきです。つまり、あまり気の会わない人に話を聞くべきです。

ところで、相談した相手が、本当に、そう思っていれば良いのですが、中には、先ほど書いたような内容に、気がついている人がいると思います。
そういった人は、気を使って、相談をしている人が出していそうな結論を話すと思います。

そういう人は、良い感じに背中を押してくれるので、自分にとってすごく心地よい相談相手になります。

しかし、本当にそんなことで良いのでしょうか?

NHKの番組「謎のホームページサラリーマンNEO」の『サラリーマン語講座』の中で、相談してきた新入社員に向かっての一言と言うのがありました。
講師の吉田周助さんは「今時の若者には、すべて肯定で対処するのが効果的なんですね。」と言います。

確かに、その通りだとは思います。

対応はマジカルワード「それ正しいよ」で。

「悩んでいるおまえは正しい。そんなおまえだからすばらしい、むしろ麗しい、と持ちあげれば、悩みなんて吹き飛んでしまうんですよ。」

しかし、その後、アシスタントの原史奈さんは、すかさず「でも悩みに対して正しいって何かおかしくないですか?何も解決されていませんよね。先輩としてこれでいいのでしょうか?」と言っています。

確かに、その通りです。

しかし、講師の吉田周助さんは、「いいんです。どうせ短いつきあいなんですから。こんな時に親身になって説教なんかしたらよけいに鬱陶しがられる心配があります」と。

さて、話を戻します。
このサラリーマンNEOは、コントである上に、吉田さんの言う通り「短い付き合い」だから、これもありだと思います。

しかし、今回のテーマは「友達」です。

何もかもを肯定してあげるのが友達なんでしょうか?

例えば、非人道的なことを相談されて、そう、例えば不倫とか。

「私、不倫してるんだけど、どう思う?」と相談された場合、「好きになったものはしょうがないよ」とか、「奪っちゃえよ」とか肯定的アドバイスするのは、友達でしょうか?

今の時代、必ずしも不倫が悪いとは言えない時代が来ているとは思います。
しかし、一般的に考えて、悪いことです。やはり友達としては、止めさせるべきではないでしょうか?

それを、肯定してあげるというのは、それは友達ではないと思います。
本当にその人のことを大切だと思うなら、それは、たとえ自分が嫌われてしまったとしても、相手のことを否定してあげるのが、友達ではないでしょうか?

私はそう思います。

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